【ちあふゆ】冬沢は猫である

※短い
※唐突な猫化

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亮が猫になった。
嘘のようだが本当だ。
艷やかな毛並みとほっそりしたスタイルは、猫だっていうのにまあ悔しくなるくらい亮らしかった。
そして亮は今、オレの膝の上に座って尻尾をぱたぱたさせている。ここから退こうというつもりは全く無いようだ。いつだって世界は自分中心、猫になっても相変わらずだ。
可愛いなんて思っちゃいない、こいつのお陰で家事も出来ないのだ。喉の下を軽く掻いてやるとごろごろ喉を鳴らすせいで立ち上がる気力もなくなるし、時折じゃれついてくるのをいなしていたら時間も奪われるし、手を舐められるなんてたまったもんじゃない……ああくそ。お前が猫になったところで、結局オレの世界もお前中心じゃねえか。

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亮が猫になったらロシアンブルーだと思います。