真面目さにサヨナラさ(ネクサス、弧門と憐と吉良沢)

「なー孤門、孤門は優が普段どこにいるか知らねーの?」
「イラストレーター? 本部のどこかにいることは知ってるけど、それだけかな……」
「俺さ、たまには優とどっか遊びに行ったりしたいわけよ」
「じゃあ誘えばいいのに」
「だって俺、優のケータイの番号とか知らないし。俺はケータイ持ってないから俺から優に電話しなきゃ繋がらないし」
「えっそうなんだ……それは僕も知らないな……今度聞いて来ようか?」
「えっ、いいの! サンキュー孤門!」

 ***

「……そういうわけで、憐のためにイラストレーターの携帯の番号を教えて欲しいんです」
「孤門隊員、君は憐の保護者か何かですか」
「憐が知りたがってるんです、イラストレーターと一緒に遊びたいって」
「……いざという時は僕から連絡出来るので、お構いなく」
「ああ、なるほど。……ん?」

 ***

「憐」
「おっ、今日は繋がった! やーりい、流石孤門」
「どういうつもり。番号なんてとっくに教えてるだろ」
「えー? だって普段全然繋がらないじゃん。繋がる方の番号教えてよ」
「これはプライベート用の番号だから憐に教えるにはこれでいい」
「繋がらなかったらプライベートも何もないじゃんかー優は仕事しすぎだよーちょっとは一緒に外に出て遊ぼうぜー」
「…………」
「なあー優ー」
「……まあ。TLT本部からそう遠くないところなら」
「よっしゃー!」

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光が憐の下を去って以降はテレパシー使えなくなりそうだけど吉良沢はなんだかんだ憐に連絡先教えるくらいはしてそうだなーって思いました。

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